デジタコのメリット・デメリット

「デジタコ(デジタルタコグラフ)」とはデジタル式の運行記録計のことで、従来型のアナログ式のタコグラフに比べ、より多くの情報を記録できる特徴があります。

2014年(平成26年)12月1日、国土交通省は法を改正してタコグラフの装着義務の対象を拡大しました。中型車も長距離配送に使用されるようになって交通事故の発生件数が増加傾向にあったことが、背景にあります。度重なる事故を減らすため、総重量3.5トン以上のすべてのトラックにタコグラフを装着することを義務付けたのです。装着するのはどちらの方式でも良いのですが、現在はデジタル式が主流になりつつあります。デジタル式には、さまざまな情報を記録でき情報解析も容易、ドライバーの意識の向上、業務の効率化、などのメリットがあります。走行時間や速度のほか、GPSによる位置情報や、急加速・急減速、アイドリングの無駄、危険運転も記録されます。数値データとして記録されるこれらは、線の動きから読み解くアナログ式より解析が容易です。事業者はこれらをもとにドライバーへの安全運転指導やルートの検討・最適化をすることができます。

ドライバーも安全運転をより意識するようになるでしょう。さらに、その日の運行データをもとに自動で業務日報を作成してくれるので、効率化にもつながります。一方で、ドライバーの心理的負担や初期費用に関するデメリットもあります。デジタコによって休憩時間なども計測されてしまうため、ドライバーは監視されていると感じる恐れがあるのです。初期費用についても、アナログ式が5~7万円(と紙代)であるのに対し、デジタコの場合は20万円程と倍以上の開きがあるため、簡単に導入、とはいかないかもしれません。ただ、義務化されたことで国土交通省の助成金・補助金対象になっている機種もあるので、その中から選択すれば大幅に導入コストを抑えることも可能です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *